【No.41】他人の不幸を願う自分を手放すには
僕を置いてギャンブルに行く父に対して
寂しさや自分の無力感、無価値感を感じていた少年時代
前回からの続きです
途中からの方はこちらをぜひ
世の中全ての人(男)(友人、大人、仕事)
に対して父親と同じ感情を抱き、対してきた
周りの人に父親を見ていた
みんなで一緒に成長していこうよりも
周りの成果にくらべて
自分ができてないという意識が強くなっていく
他人に対してうまくいかなければいいのにと
思ってしまう自分
その感情を手放すために
掘り下げる
うまくいかなければいいのに
うまくいった話を見たくない、聞きたくない
うまくいっていないのを見たり聞いたりすると安心する
置いてけぼりになりたくない
あの無力感を喪失感を味わいたくない
どうせお前も離れていくんだろう
うまくいきそうな人
楽しそうな人
苦労してなさそうな人
どうせ自分なんて が強くて
そんな自分が周りよりも上に行くイメージが湧かない
だから上に行こうとする人を良く思わない
嫉妬を味わいたくない
ずっと感情を出すことを我慢して諦めてきた
そのため他のひとが同じように挫折することで
我慢して諦めてきた自分を正当化できる
周りの人が成功すると
今までの自分を正当化できず
否定せざるを得なくなる
自分だけがうまくいけばいいと思っている
どうせ自分がうまくいかないなら他人も不幸になれ
どうせうまくいかないのなら
何もやらない方が言い訳できる
諦めることで安心したい
諦めると安心する
この感覚がしっくりきた
図にしてみた
自分より幸せ度数が上の人下の人をランク付け
可視化するとわかる
上の人をさげようじゃなく
自分が上がろうとすることに
エネルギーを変換すること
人が上がったからと言って
自分が下がったわけではない
みんな成長するし
自分も成長している
を忘れないこと
5歳の僕に帰って父親に感情をぶつけてみる
いつも出掛けていたね、ギャンブルに
いてほしかった、遊びたかった、一緒に
でもそう思っても思いは伝わらない
一人ぼっちで取り残されるむなしさ、無力感
どうせ僕の事なんて嫌いなんだろうという気持ちが強かった
本当は好きでいたいのに
関心を持ってもらえないし
まともに話してもらえない
いつもとぼけたり適当なことを言って
向き合ってもらえなかった
どうしてギャンブルに走ったの?
現実逃避?
何から逃げたの?
自分?
見たくないものなんだろうね
中卒のコンプレックス?
仕事がうまくできないこと?
大変なこともたくさんあったのだろうね
中卒で横浜からひとりで家を出されて、、
かわいそうに
本当にかわいそうな父さん
誰にも言えず適当にほら吹いて虚勢を張って
自分と向き合えなかった
何もできないと思われるのが怖くて
不安でギャンブルに逃げたのかなあ
ギャンブルに依存し
食生活でおかしくなって
メンタルも崩れていたんだろうね
体を壊して入退院の繰り返し
早すぎる死
酒飲めたらアル中だったかもね
僕よりはるかに孤独だった父さん
でもそんなことは子供の僕にはわからなかったんだ
だんだん父さんのことが嫌いになっていった
うまくいかない時だけからかわれ
それがすごく嫌いだった
お父さんの好きな巨人が大嫌いで
広島ファンになった
父さんが好きなものへの
嫉妬、妬み
僕のことを好きじゃないのに
巨人が好きな父さん
そんな巨人が大嫌いだった
巨人より僕のことを好きになってほしかった
悲しくて、苦しくて、淋しくて
それをだれにも言えなくて
いつも一人ぼっちの気持ちで
不安、恐れ
どうして生きたらいいのかわからなくて
父さんが笑ったり関心を持つものが
すごく嫌いになっていった
そして父さんなんて不幸になればいいと思っていた
こんなに苦しい自分がいるのに
幸せになんかさせない
許されない
いつも不機嫌で満たされない自分
嫌われるように持っていく僕
みじめを味わいたくなる
そしてやっぱり僕は捨てられるんだと
味わうことでなぜか安心する
いつもとぼけていて本気な感じを出さない
それもすごく嫌いだった
運動とか水泳とか昔はすごかったと言われても
やってるのを見たことがない
口ばかりの父さんに対して
期待から諦めの気持ちに変わっていった
期待しない
求めない
だから与えない
僕たちは普段
他人のことをこれほど考えることはない
自分の事ばかり考えている
父親のことをひたすら考えたら
恨みの感情が
変わってきた
どうして人はその行動をするのか
それを考えることが
解決のヒントになる
続きます