夫婦関係セッションの内容を公開します

奥様から離婚、別居を切り出されているAさん。先日、セッションした内容につきましてご了承をいただいて掲載しています。ご夫婦の関係でお悩みの方のヒントになれば幸いです。

<目 次>

1.「あなたが、どうしたいか」を忘れてしまうと物事はうまくいかない
2.コミュニケーションの癖は夫婦では隠せない
3.コミュニケーションの癖は幼少期の親との関わりの中で形成される
4.まとめ

1.「あなたが、どうしたいか」を忘れてしまうと物事はうまくいかない


「僕は僕として 頑張ってはいて、その、家族内で夫婦の方向性が違うっていうのも、彼女に言われた部分はもちろんあるんですけど、コミュニケーションがうまくできなかったです。それは正直、認めないといけないかなとは思って。なんか自分がまずいところは直していきたいっていう思いでいるんですよね。
あ、こっちの気持ちに寄り添ってもらうところも、 何かしら作ってくれる機会を作りたいです。今までやってきたところで信用できないっていう妻の気持ちはわかるんですけど。だから、はい、 結婚前のすり合わせをちゃんとできてなかった部分はもちろんあるんですけど、僕自身の課題ももちろんで、わからなくはないですけど、、、」

「Aさんは、あの、どうしたいですか。」

「やっぱり子供のことを考えると(離婚はしたくない)。。」

「いや、もうご自身のことを考えてください。お子さんのことはおいといて。一旦置いときましょう。ご自身がどうしたいか。」


「僕は一緒にいたいです。一緒にいて、自分の改善するところもちゃんと彼女に表現して。で、あの、息子にも頑張って努力して改善してっている所も僕自身は見せなくちゃと思うんですよ。はい。あ、普通にできなかった部分も多いんですけど。だから僕はシンプルに大変ですけど、 一緒にいて改善したいなって思ってるところです。」


「それはやっぱり今の奥さんとがいいってことですか。ご自身を改善してお子さんに見せるっていう気持ちだったら、別に離れて1人でもできると思うんですよ。でも、その、なんていうのかな、彼女と一緒に改善していくっていう感じがいいですか。」


「はい。あの、彼女と一緒に改善したいので。。なので2人で、子供がいるのでそれもありますし、」


「お子さんは置いといてください。なんでかって言うと、でもお子さんは いずれ離れるんです。今は可愛くても、あと例えば20年とかしたらお子さんは離れるんです。高校卒業したか、そしたらまた奥さんと2人になるんですよ。その時のことを考えていただきたいです。」

「結婚前の状態に戻る。え、戻れるように努力して戻りたいんですけど、僕は。で、今の状態がずっと続いて、なんでしょう。否定され続けるのであれば、ちょっと考えたいです。というのは、 僕自身に課題があって、僕自身のコミュニケーションが改善された上で、彼女が同じようなら、ちょっとその時点で考えたいかなっていうところはあります、それが何になるかわからないですけど。何年も、何十年後になるかわかんないですけども、そこまで、僕、やりきるとこまでやり切ってない感じなんです。はい。わがままかもしれないですけど」

「いやいや、わがままじゃない。その通りだと思います。」

「それで、彼女が変わらないんだったら、もうなんか、あの、もう根本的に。うん、そうそう、僕の問題ではなくなって。あの、彼女の問題になる話になるので、そうですね。もうそうなって来た時に、その結婚体制を解消するのかどうかはわかんないですけど。お互いどういう風にしていこうかっていうのは、ちゃんとしたいなとは思う。」

「はい。」

「いや、もうそれが、1番だな、僕はね。はい。」

「奥さまの、どんなところが好きですか。」
 
「大事なものを大事にするってことですね。あと、言ったこと、ちゃんと守る。あと、成長。お互いに成長できる部分でもあるっていうところがあるので、はい、お互いに。僕は成長させてもらえる立場なので、 はい、なんかそれは、お互い向上心持ってできたらなっていうのはすごくあります。」

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「そうですね。なんか、すごく共感します。Aさんが、今、自分がまだやりきれてないっておっしゃってたじゃないですか。で、それを、自分の課題と向き合って、そこをやりきった上で、その上で、 相手がどうか。
例えば、Aさんが頑張って、そのコミュニケーションに課題を抱えている所を改善しようと頑張る。そして、なんか、うまくちょっとずつできるようになってきた。で、その課題が、自分の中では 結構取り切れたかなって思った時に、当然、相手にもそういうのは影響はあるし、奥様も、あ、なんかちょっとこの人変わったなっていうのは、多分伝わる、それを感じた時に、彼女はどうするかっていうのは、また、彼女の問題。はい。」

「で、もしその結果が、結局うまくいかなかった、うまくいった、どっちかわからないですけど。その結果、もしこれ僕の経験なんですけど。うまくいかなかったとしても、やりきったっていう感覚は残るんです。自分の中で。で、そうやりきると、結局なんていうか、例えばその僕の場合のコミュニケーションの課題は「ちゃんと伝えてなかった」。これが課題だったんですよ。

そこに気づいたのが、僕は離婚した1年くらい後で。僕は前の奥さんがすごい強い人で、僕の場合は途中から何も言えなくなっちゃったんです。そしてそれを僕、相手のせいにしてたんですよ。でも結局それが 嫌で溜まって爆発しちゃって、うん、離婚して、僕の方から離婚したんです。
離れたわけですよ。で、離れたけど、気持ちはモヤモヤしたままだったんですね。それなんでかって言うと、多分僕は出し切ってなかったんですよ。僕の課題を。その時はまだ、はい、気づいてなかった。だからずっと相手を責め続けてたんですけど、その後に僕はカウンセラーの勉強をして、いろんなケースを学んで、いろんなケースを見てるうちにちょっと俯瞰できるようになってきて、そこで 自分の課題に気づいた。何が。今まではずっと相手を責めてたんですけど、自分は何がいけなかったのかっていう風に指が自分に向いた時に、「あ、俺そもそもちゃんと伝えられてない」っていう自分の課題に気づいて、それは自分がすごい痛い思いをして、やっと気づいたんです。
 
で、それから僕は「伝える」を勉強し始めたんです。それこそコミュニケーションの勉強でした。どうやって相手に、それこそ言いにくいことをどうやって伝えて、喧嘩にならないでうまくコミュニケーション取れるかっていうのを勉強し始めて、それで色々学んだんですけど、
結果、なんていうのかな。離婚するしないはあんまり関係なく、ちゃんと自分が表現できるようになったら、結局なんか自分を大切にしてるっていう自覚というか意識を持てるようになったんですね。自分を大切にすると、極端に言うと相手は関係なくなるんです。自分が自分を大切にできてるかどうかとか、幸せにできてるかどうかっていう、そこが評価の軸になるんですよ、自分に対しては。
 
そうすると、相手はあんまり関係なくなって、いや、でも逆に自分をが自分を大切にしてると、相手も大切にできるようになる。不思議とそうすると相手も自分のことを大切にしてくれるようになるっていう風になって、今のパートナーだとはすごくうまくいっています。だから、多分、Aさんも やるべきことは、先ほどそのコミュニケーションの課題が自分でもあるっておっしゃってたんで、まずはそこをちゃんと見つめて、自分が何が課題なのかっていうのをしっかり自分で把握して、それを奥さんにちゃんと表現するというところじゃないでしょうか。

あと、この間のお電話で「僕が取り組むべきことはなんでしょうか。」って確かおっしゃってたような気がしたんですけど。ま、取り組むべきことは、まず 自分のそのコミュニケーションの課題は何か。ていうところなのかな、と僕は思います。」


「いや。あの、その課題に取り組めていて、」
 
「あ、そうなんですね。」

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2.コミュニケーションの癖は夫婦では隠せない

「会社の人にも。あの、みんなに助けてもらってるんです。僕の、表面上うまく取り繕うっていうか。そこの課題のところを。」

「えー、すごいじゃないですか。助けてくれるんですか。え、めっちゃ嬉しいすね、それ。そこ。でも、すごいっすよね、それ。自分でそうやってちゃんと認められるって素晴らしいですよ。」

「本当に。それを、今、なんでしょう。うまくできなかった時もちゃんと認めて、それをちゃんと謝るとか。なんか、めっちゃ怖いじゃないですか。」

「そうですね、仕事でしたら、変な話お金も絡むし、」

「はい、嘘を、ま、嘘をつくっていうか、表面上よく見せるっていう、その、自分の癖。」

「え、そうですね。それは、あの、防衛本能です、自分を守るためにっていうか、」

「守っても、あの、見破られますし。あの、仕事の、職場の人間にも見破られる状況になって、 まあ、ケースバイケースでうまくやらないといけないこともあると思うんですけど、使い分けてうまくコントロールできるようにするっていうところが。あの、第三者じゃなくて、本当に信頼できるメンバーにですけど。ちゃんと、あの、そういったところの失敗であったり、その、信用関係を築くところには ちゃんと取り組む必要があるっていうところなのでしょうか。」

「具体的に何が苦手ですか。 例えば、NOって言えないとか、できないって言えないとか、色々いろんなシーンがあると思うけど、一番やばいなというのは。」
 
「お客さんとの面談アポをうたた寝して寝過ごしちゃったんです。同席する職場の仲間から電話が入って、正直に言えなくって「別のお客さまとの都合で」と嘘ついたら、この時間他に仕事してないはずでは。みたいなことになって。違う事業やってる。逆に違う方向に行っちゃって信用崩すみたいな。
じゃあ、だったら素直にすみません、ちょっとうたた寝してましたって言えば、言った方がましだ。 あの、違う方向に勘違いされなくて済んだみたいな。そうですよね。
 
ですけどそうすよね、まじで体調管理しろっていうので終わるはずなんですけど、そういう方向で、違うレッテルを貼られて。で、違う疑いも持たれるみたいな感じになっちゃうじゃないですか。で、そういうとこまで先読みして、コミュニケーション。あ、それで、社長まで出てきちゃって、えっと、僕、あの、そういう印象を持たれてますみたいな。

これ多分わかんないですけど、今はそういう課題をちゃんと克服した上でうまくやらないといけない 状況なんだなっていうのは、こう、なんか周りも含めて、あの、分かんないですけど、嘘つくなって言ってくれて。それはそれはありがたい話ですけど」
 
「でも、でも、いや、よかったと思いますよ。これは変な話じゃなくて、 奥様がそのAさんに対して不信感を持ってるのも結局同じ。そこなんですよ、これ。結局 離婚した後気づいてももう後の祭りじゃないですか。今ね。まだ、まだ首の皮は2枚ぐらい繋がってるわけですよ。変な話、今の状態でこれに気づいて、よかったなって。

多分ここだと思うんです。Aさんの人生の課題は。このちゃんとなんていう、ま、要は 一応あれですけど、ええかっこしいみたいな感じです。自分を取りつくろう、よく見せようとする」


「その自分が今まで多分それで失敗し、今も痛い思いをしているわけですよね。そうです。職場の人にもそれ言われて、いや、同じこと言われて、いやさすがです。」
 
「もうそれが、寝ちゃってごめんねって言える自分になったら最高ですよ。もしそれでも、しょうがねえなAさんって周りは多分言ってくれると思うんですよ。だって、そうやって言ってくれる人なんですよ、職場の人が。ダメだよAさんって正直に言ってくれる職場の人って、僕素晴らしいというか。ごめんねって、俺も今度から変わるからってちゃんと言うから。ダメな時は「ダメだ、俺できない」っていうから、みんな助けてほしいって言えば、「わかりました」って言ってくれるじゃないですか。いや、ほんと、いや、めっちゃいい、いい職場で恵まれてますよ、みんなに助けてって、奥さんにも助けてって、うん、言えれば、何かが変わりますよ。
うん、じゃ、助けてって言って、助けてもらってありがとうって言えばいいんじゃないですか。それで、うん、助けてもらったら、うん、それ。そうすれば、 そこだけで多分すごい楽になると思います。」
 

「そうですね、はい、」

「大丈夫。奥さんすごいしっかりしてるから。奥さんもできないって言いながら、」

「いや、やってくれる人だと思います。」

「それはありがたい。いや、ほんとに。むしろ助かるじゃないですか。奥さん、たくさん仕事できる人だから。そしたらありがとうって、助かったって言えばいいんじゃないですか。」

「そうですね。」

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「逆にそういうの方が魅力あると思います、僕は。そのできようとしてる、こう、一生懸命こうしてるよりも、こう、なんかへへへって言ってる。なんかちょっとこう、俺出来ないけどって、できないとこもあるけどって言ってる。素直に言ってるし、そういう人の方が魅力はあると思う。それがもしAさんができたら、奥さんも変わる気がする。奥さんも同じで出せない人だから、うん、奥さん、奥さんも出せない人。」

「そういう2人だから難しいんですよね、奥さん。奥さんの方がどっちかっていうと 厳しいし。きつい。ご両親の結構意向が強いし」

「でも本人はそこをずっと隠して気づかないで来てるっていうか、ずっとこう隠してきてるのがあるから、 一応、自分の嫌なところを、もしかしたらAさんに見てるのかも、彼女。でもそれ見たくないっていうのはあるかも。自分と同じだって。で、彼女は気づかないようにしてるから。
でもそこにAさんちゃんと気づいて、今自分で認めてるじゃないですか。そこを逆にどんどんもう、なんて言うのか、言い方悪いですけど、開き直るつもりで、本当の自分を。できない自分をどんどん 出して、そこでそこの本当の自分が嫌われたら、もうしょうがねえって、そのぐらいの気持ちで、いかがですか。意外と、それでダメだったら、もう父ちゃん母ちゃん俺ダメだった、になるんゃないですか。」


「取りつくろうとする自分がいたら、待て、ダメダメ、ダメダメって。素直。素直でいいんだ。できないでいいんだ。できないって言っていいんだ。できない自分でいいんだ。や、やっぱりさ。うん、そう、 本当の自分を見つけたい。」

「なかなか、なかなか、できないっすよ。 僕も散々痛い思いしました。それこそ離婚とか痛い。で、僕も子供と離れたりとか、仕事でもやっぱ一緒です。僕も仕事で失敗しましたから。会社1回潰してるし。潰してるっていうか、仕事して失敗してるし。ま、ほんとに、ほんとに痛い。」

「すごい。でも、それでもトライして、」

「いやいや、痛い痛い痛い。」

「いや、でもまだ僕間に合ってますよね。ギリギリ。ま、間に合ってます。ギリギリ間に合ってますよ。」

「今はそうやっていろんなことを多分感じてると思うんですね。お仕事の中で、僕と話してる中で。で、今自分がそうやって感じたことを素直に 奥さんに伝えられたらいいですよ。こんなことを。奥さん、僕のことはご存じですし、ま、会社でもこんなこと実はあって。あとは、ご自身の過去にも思い当たることがいっぱいあると思うんですよね。

今のこの自分のコミュニケーションの癖で、実は失敗してきたことみたいなのが、多分いくつか思い当たる節があると思うんですね。結婚して後のことでも。そうすれば奥さんも分かって、 そういうことをいくつかこう、実はこんなこと、これも失敗してきましたみたいな。そうすれば、やっぱり今は僕はそれを全部奥様に伝えるのが、なんか口で伝えるのが難しかったら、 書いてもいいと思いますよ。うん、パソコンで打っても手で書いてもいいし、自分の素直な、その、今僕と話した中で気づいた、自分に対して気づいたこと。

でも、あなたが好きですがさ、やっぱあるから。さっき僕、最初話してくれた好きなところ、奥様の好きなところがいっぱいあると思うんですよ。それもいっぱい書いてあげてください。一緒に成長できると。一緒に成長したいという気持ちがあるのか、さっき言ってくれたように。
うん、取り繕ろう自分は捨てる。怖い。怖いっすよ。捨てるのは絶対怖いです。でも、その覚悟を。本当の自分で生きるというか。だって、その、そこを除いてもいいとこいっぱいありますもん。Aさん、 そこは一部です。ほんと一部。Aさん、いいとこいっぱいあるんで、」

「奥さんが教えてくれるかもしれない。自分じゃわかんないですよね。ま、」

「で、会社の人に聞いてみたらいいんじゃないですか。こんな俺だけどいいとこあるんかなって。」

「なんか優しさだけがとりえみたいな感じですけどね。」

「あー、いいじゃないですか。」

「特になんか、僕はされても全然平気だけど、相手は同じことをされたら許せないってことがいっぱいあります。それが僕の場合、相手の決心のところで間違えるところが多くて。

「はいはいはいはい。そっか。自分と相手が同じ基準で考えちゃうってことですよね。はいはい、あるある。ありますよ。」

「ありますね。」

「自分はここまで言われても大丈夫だから言ったら、相手はすごい傷ついたとか。僕も、僕も1個1個すり合わせますよ、今のパートナーと。うん、やっぱり1人1人違うから。そこ、言われたくないところも違うし、言われて嬉しいところも違うし。」

「はい。」
 
「あ、奥様。Aさんの奥さんは何を言われたら嬉しい、何を言われたら嫌がるっていうのは多分思い出せばあると思うしね。いっぱい。
うん、わかんなかったら確かめたらいいんですよ。言われたら嫌なことなるって1番。見て確かめたらそれが1番で。本当は1番早いですけどね。なかなかわかんない。そこわかんないから。
ああ、僕も未だにありますよね。あ、これはすげえ気にするところだなっていうと、そこはなるべく言わないようにするし、」

「そうですね。自分でも気づいてるはずなんですけど、なんか、なんか、うまくね。そう、そうね。ま、今、ちょっと苦しいけど、痛いけど、頑張りたいです。」

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3.コミュニケーションの癖は幼少期の親との関わりの中で形成される

「向き合っていけそうですか。」

「妻のお義母さんと一緒に僕を攻め立てられるの、結構きつい。きついっすね。きついっす。本当に。」

「お母さんも言ってくれるんですか。」

「あ、言ってくれます。ありがたいんですよ。それは愛があって言ってくれる話なんで、あれなんですけど。ま、でも、どっちも感情もかなり入ってるんですよね。あの、 僕としては、あの、例えば、すごく否定したくないが、自分のために仕事をしてるでしょって言われるのがすごく嫌なんですよ。」

「あー、なるほど。」

「例えば、その、自己実現とでもそうだし、でも、だから、好きなことをしてるとか、 家族のことを思ってないでしょ。って言われる。
で、だから、夜遅くまで仕事して、家族のために仕事してって言ってるけどさ、家族のためじゃなくて、自分のためにやってんでしょ。みたいな感じで言われる。」

「あながち間違ってないですよね。いや、それでいいと思いますよ。」
 
「で、それで、家族のためだとかっていう主張する権利はないんじゃない。って言ってくるんですよ。だから、あなたは本気で家族のこと思ってないんでしょう。それはやめてほしいですよ。」
 
「そうですよね、」
 
「そこで、家族のために仕事を選ぶっていうのも、自己実現もどっちも取れるような形で、うまく家族で応援しちゃってやっていくっていうところを子供には見せたいんですよね。で、パートナーシップ入れて。パートナーシップでそういうのを乗り越えて、大変だけどお互いやってこうねっていうのをやりたいんだけど、
妻としてはそれを望んでないとかって言うんですよ。お義母さんが多分そういう風な考え方でいい。そうですよ、妻がそれに合わせてなってるってのがあって、お義母さんが原因になってるのも妻は気づいてないですよ。」

「なるほどなるほど。」

「妻のお母さんが定期的に泊まりに来るんですよ。はい。僕の生活とか見られるんですよ。はい、結構。それが、あの、月に2回くらい。」

「子離れしろって話ですね。」

「いや、わかんないです。いやいや、あの、妻が頼んでたり、妻が楽になるために来るのかもですけど、あと、孫も可愛いし、で、えっと、結構勝手に決めちゃうんで、どうしようかなっていうのはあるんですね。だから、そういうのも踏まえて、別に僕はそういうの嫌だっていう風に言わないし、別に、あのー、 むしろ、 色々家事とか手伝ってもらえるとありがたいなと思うんですよ。ただ、ま、そういう風な中で、あの、僕を攻め立てるようなコミュニケーションは、息子には見せたくない。

はい。ていうか、パパが弱い人に、みたいな感じになって、変な形になるのは嫌なんですよね。そういうのをちゃんとわかって、あのー、 コミュニケーション取ってんのかなっていうのは、ちょっと、あのあの、僕としては思うところではあるんですけど。ただ、えっと、今結構、1番大事な時期なんですけど。だから、妻もそういうとこで、か、彼女の彼女を全部見せたくないけど、まずあなたが変わってっていうので、1番いい形は別居なんじゃないの。っていう風な選択肢を持ってきたんです。」

「とりあえず今はその、まあ、お義母さんとも色々だけど、その、奥様との関係が最優先で、奥様との関係が変われば、お義母さんの見方も変わると思うんですよ。で、その時に、子供の前ではちょっとやめてほしいっていうような。はい、僕は言われてもいいけど、子供の前ではちょっとやめてほしいんだっていうのは、それは言っていいと思うんですよ。」
 

「そういう、そういう影響、そう見せたくない。」

「そうですね、アクション、なんらかのアクションを取るんで、まずは、その、さっき僕と話したような、ご自身のそのコミュニケーションのくせ、今までは 気づいてなくて、ほんとに職場のこととか色々あって、ほんとに気づきましたということをやっぱり正直にお伝えすること、そこがまず1番最初かな、そうお伝えするのと、あとはやっぱり愛情、好きな、好きなところを書きまくっていいと思うし、じゃあ具体的にどうすんの。っていう話になると思うんですよね。」

「そうですね。」

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「具体的にどうしていくか。多分そこだと思うんですよ。結局、実質的に変わったって思っていただかないと、奥様に。」

「うん。あの、ま、怖いですけど。はい。」

「あの、今まで認めてなかったところ、自分のためにやってるでしょとか言われたところで。うんうん。でも、なんでかってきたら、今、仕事は仕事で好きだし、で、あの、 自分がやりたくない仕事をやってる姿は、あの息子には見せたくない。」
 
「やっぱ男の子だから仕事は結構大事だと思って、それを応援してくれるパートナーだと思って、あと、妻のことも、正直、甘えてたと思うっていう。で、妻で、やりたいことがあるのももう分かってながら、それはちゃんと聞けてなくてごめんなさいって言う。で、喧嘩しても、正直、逃げてたんじゃないかなとも、向き合ってなかったと思う、っていうのはちゃんと伝えて、ただその中でも自分なりに努力したところは、 でも、それが、なんだろう、思う通りに希望に進まなくて申し訳なかった、これですかね。伝えないといけないこと、なんか、いっぱいあるな。」

「そして、まずは、その、なんていうのかな、いっぱいごめんなさいを、誠意を持ってごめんなさいを。 多分、心からのごめんなさいは伝わると思うんで、そこが彼女に伝わって、彼女がどう思うか、まずはそこに集中することから、どんどん、できれば昨日のようにお話しする時間をたくさんつくる。
色々、その、自分のほんとの気持ちっていうか、今までの、過去の、さっき言ったような思い、たくさんお話したらいいんじゃないですか。」


「いっぱい話します。彼女がどういう反応になるかちょっとわからないですけど。はい。コミュニケーション取るのはほんと大事ですね。今まで時間をもらうための努力を全然してなかったです。
めっちゃ言われるんですけど、私の時間を奪うみたいな、そういう意味のことを。進展がない話を毎回されるのも嫌だと。結局この時間で決まったこと何。って。そう言われて。なるほど。」

「まあまあまあ。そこはあまり気にせずっていうか、言うことはちゃんと伝えて、あとは相手がどうするかですけど、」

「いっぱい伝えることが出てきました。」

「彼女はやっぱりさっきも私の時間をって言ってたじゃないですか。彼女にとって時間ってのは多分すごく大切なキーワードだ。うん。僕が奥様と話した時も結構「時間」って言葉が出てきて、なんだっけな、 やっぱり一緒に、その一緒にいる時間を大切にしたかったみたいなことを言っていました。
彼女がどんな時間を過ごせたら一番幸せになるのか。彼女が一番嬉しい時間っていうのをもう1回聞いてみたら。っていう。ところ」


「もしかしたら、彼女がそういうこうマインドになってないかもしれないですけど、それ考えられないかもしれないですけど、彼女自身が一番嬉しい時間。まじか。自分に結構そこにこだわりがあるかどうかって考えると、それぞれ違うんですね。」

「だから、うん、彼女にとって嬉しいのが、ホッとできるような時間とか、安心できる時間とか、なんか色々あると思いますね。それをこう、それをなんかこう、提供できたらいいとおもう。」

「すいません。そうですね、なんかシンプルな時間の共有だけだとNGなんですよね。うん。その時間、もっとこう、大切な時間っていうか、あれですよね、充実みたいなところをそう大事にしてるのが最近感じます。そうです。」

「旅行とか、奥さま旅行好きだから、やっぱりその、非日常とかってあるじゃないですよ。海外とかだったらすごい大切なんで、でも全然旅行興味ない人もいるじゃないですか。変な話。」

「あー、はい。」

「そういう人ってたぶん違うところに時間の使い方をしてるけど、彼女は旅行。旅行好きの人ってやっぱり 時間を大切にしてる気がする。」


「ありがとうございます。話変わりますが、僕が母から自立できてないという所は自覚してますね、それは。 だから、あの、なんでも母は声でかいんで。はい。
子供の頃ソフトボールにはいったんですけど、もう毎回応援しに来る。学校行事にも、肝っ玉母ちゃんじゃないですか。そんな感じなんですよ、だから結構色々気づいてやってもらうことの方が多くて、まあ、これ、そこもそこはじゃあ、未だにちょっと。」
 
「感覚としては親離れしたい感じですか。」

「でも、親がしたいっていうところまでもまだ僕行けてなくて、わかんないですよね。その辺の感覚がわかんないです。出身は北海道で、物理的には距離を離れて、僕もちょっと、まあ親に対してそういうのが、僕は結構反抗期があって、親に対して反抗したんですけど、それでもやっぱり残ってるところがあって、親に対して出さない手紙書いてます。本人には渡さないですよね。だけど、親に対しての、その、お前のせいだとか、自分の感情をぶつけて、 お前のせいで俺はこうなってんだとか、その、ま、怒りとか、悲しみとか、いろんなこと書いて、うん、ずばって書いたんですよ。それだけでも、直接は言えなくても、それだけでもかなり楽になりました。結構言ってきたんですけどね。それは親に対して言う言葉じゃねえとかめちゃくちゃ怒られて。」

「そこは子が離れるしかないんですよ。ここって。子が親を嫌いになるっていうことではないですけど、 やっぱ親からはできないんですよね。子供がそれをしないとダメですね。子がやるしかないですね。そこも勉強ですね。そこができれば、奥さんとの関係も少し変わるかもしれない。
このコミュニケーションの癖の大元がそこにあるってことじゃないですか。お母さんから。そうすれば、お母さんとの考え、考え方を少し変えれば、 Aさんのコミュニケーション、その取りつくろっちゃう、というのも変わる。」


「母にだいぶ取り繕ってきました。よく見せようと。なんとかなるって思っちゃってるのはそういうとこなんだろうな。多分。」

「そういうとこ含めて覚悟決めて、ま、そういうのも多分奥さんは気づいてるかもしれないけど、そこもお伝えした方がいいかもしれないですね。ここが大元の原因なんだみたいな。彼女自身も多分あると思うんで、Aさんを見て自分を見るみたいなのはあるかもしれないですね。」

「自分が親になってよくあの母ちゃんでやってきたなって親父って。そう、尊敬しかないですね。いや、ちゃんと考えてないこと多いですけど。でもそれはもう、親になったからわかることで。」

「ほんとそうですよね。」

「なんかできてないとこ多いですけど、でもそれでも、1人の人をちゃんと愛し切って頑張ってるところも、リスペクトしかないですね。
だから親父に言われてショックだったこともあるんですよね。その言葉が今でもすごく苦手で、それって多分父親から来てると思うんですよね。父親に言われたのは、多分ショックだったんですよね。僕自身が。そうですね。だから、僕が自立できてないので、そこ、すいません。なんか色々と。」

「いえいえ、全部関係あることですから。」

「なんか。妻としてはあれですね、僕に起業させたくないって思ってるんですよ。してほしくない、起業が危ないもんだと思ってます」

「安定を望む女性は多いですからね。」

「もし息子が将来起業したいって言ったら、どういう風にするのか。僕、自分が会社作ったりとかしようと思った時に、息子に、そういう風に残してあげたりとか、 その思いでしかやってないところって、いや、これ本当、そういう、相続とかも含めて。」

「そうですね、例えば会社員どっぷり使ってる人だったら、起業を理解できないところがありますかもしれませんね。なんだろうな、自分の人生を生きてるみたいな、なんかちょっとそういう感覚が。自分イコール商品だから、 自分が商品。」

「どうなんですかね。なんかマイナスイメージ持たれてます、僕も失敗してるからあれなんですけど。」

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「自分。自分と向き合うっていうか、さっきの自分を認められるようになったら、相手はさっき言ったように関係なくなるんで、自分の気持ちにどうかっていうとこだけにフォーカスしていくと、 自然と、まあ変わる変わらないは相手次第なんですけど、自分が変われば、さっきの話で言うと、ちょっと繰り返しになりますけど、Aさん自身が、その自分の ありのままの自分を大切にできるようになると、余裕ができて、誰か周りの人にも与えられるようになって。

今まではそれがもう自分でいっぱいいっぱいで相手が見れなかったんですけど、自分に余裕ができると、相手にもやっとこう目を向けられるようになって、相手が何を欲しがってるかっていうのがちゃんと見れるようになってくると、 あ、じゃあそれをあげればいいんだって変わって、そうすると相手が変わるみたいな、そういう、

相手は変えらんないけど、結果的に相手が変わるようにはできるみたいな、 そういう感じ。この自分の気持ち大事にしてないんだよ。相手に嫌われてても、自分の気持ちはちゃんと伝えた方がいいんです。」

「そこそこ。これは経済感覚も変えるのかな。多分相手に何か言われるのが怖いと思ってるからお金払っちゃったり、それで安易に解決しようとするとこも多分癖なんでしょうね。」

「うんうん。もうなんか僕も自分がふわふわしてる時って、変なコンサルに申し込んじゃったりしてました。」

「僕めっちゃしました。しちゃいますよね。僕はめちゃくちゃ苦労しましたね。親に散々迷惑かけて。それも多分妻は嫌だったんだろうな。自分の意志がないみたいな。うん。」

4.まとめ

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夫婦は映し鏡といわれます。
相手の行動発言に激しく反応してしまうのは、自分の見たくない部分を相手によって見せられているからかもしれません。
今はこじれている関係でも、ご縁があってむずばれた二人です。
自分が人間として成長するために、パートナーが何かを教えてくれている、と思えるようになれば、自分への向き合い方、そして相手との向き合い方が変わってくるかもしれません。

長文になりましたが、この投稿を読んでくださった方の何か気づきのヒントになってくだされば幸いです。

🔶パートナーとの関係にお悩みの方へセッションを行なっています。
下記から「パートナーシップセッション」にて詳細をご確認ください。
皆様とお会いできることを楽しみにしています。

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