【No.20】6年前の真実を話そうと思った理由

以前の夫婦という関係では
うまくいかないことを
相手のせいにしていただけで


自分が努力を怠っていた事実に

離婚したずっと後でそこに気づいたのですが

  
では
具体的に何の努力を怠ったか考えた結果


自分が自分らしくいられる努力

その中でも特に
自分の考えや思いを言葉で伝える努力


を怠ったという結論に至りました


だからこそ息子に
「人間にとって一番大切なのは自分の思いを伝えることだ」

と言っていました
  
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しかし昨日あることを思い出した

 
6年前、僕は子供とお別れするときに
どうして離れ離れになるのか
ちゃんと伝えようと思っていた
ウソをつきたくなかった


お父さんとお母さんは
もう仲直りできないんだ

お前のせいじゃない
お前のことをだれよりも好きなのはずっと変わらないよ


こう伝えるつもりだった

  
しかし
奥さんとの話し合いの結果
これ以上刺激を与えたくない
という奥さんの主張に沿い
(育てるのは私、だから私が決める!が向こうに強烈にあった)
  

お父さんは仕事で東京に残るんだ

  
というウソをつきました

  
  
その後会いに行くときにも
本当のことを伝えてない
この良心の呵責が
ずっと心にあって


2年くらいたった後
ある尊敬する方に相談しました

「どうやって伝えたらいいと思いますか?」
  
  

その時言われたことは
  

「言うな いったら子どもと母親との関係がおかしくなる
 いろいろ勘ぐるようになる
 お前とも会えなくなるかもしれない」

「そもそも言いたいのはお前の自己満足だろ
 子供がそれを望んでると思うか?」
  
「向こうが聞きたくなったら言ってくるから
 その時誠意をもって答えてやれ」


まさかの回答でしたが
でもものすごく腑に落ちて
こちらからは言わないと決めてきました

  
  
しかし
しかし

自分の気持ちを伝えることが一番大切と言っておきながら


息子が
聞きたくないけど
おそらく一番聞きたいこと

自分が
言いづらいけど
本心は言いたいと思ってること

  
このことに触れずに会い続けている
  

6年生になった息子とは会ったときは
楽しく遊ぶが
この1,2年
思ったことを口に出したりが少なくなってきた気がする

     
子どもがストレートに心の内を話さないのは
父親に一番聞きたいことを

父親が言ってこないことで

人は
自分の心の秘密みたいな奥の深いところを

話してはいけないんだ
聞いてはいけないんだ
強く願ってはいけないんだ

と思い込む
  


そして

どうせ願ってもかなわない
という諦めの中で成長していく


はたしてそんな父親を尊敬できるか?
言ってることとやってることがちがくないか?


だめだ
おまえには諦めてほしくない


中学校の試験に落ちても悔しがらない子どもになってほしくない
運動会でへらへら走るような子どもになってほしくない
うわべだけで人と関わっていく人間になってほしくない
コロナだから仕方ないと物分かりの良い人間になってほしくない

  
次に会った時に6年前の真実と
この離れている6年間のことを話すよ  

聞きたいこと聞いていいんだ
話したいこと話していいんだ
助けてって思ったら助けてっていっていいんだ


当たり前のことを当たり前だと
思ってもらえるように  






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