【No.17】「察しろよ」症候群の罠
「あれ、なんか機嫌悪くない?」と感じる時
もしかしたら
相手の頭の中がこんなことになっているかもしれません
(昼間上司にこっぴどく怒られて落ち込んでいる自分を
何となく察して気づかいしろよ、
お前のために仕事場頑張ってるんだから)
気遣いのない相手に不機嫌に
「察することができない相手が悪い」という論理
この「察しろよ」が強い人は
母親とのコミュニケーションを引きずってるのかもしれません
まだ言葉が話せない赤ちゃんは
・お腹すいた
・眠い
・おむつかえて
など自分の意思を
泣く、駄々をこねる、ふくれっ面
などの
非言語コミュニケーションで母親に伝えます
赤ちゃんってあんなに小さいのに
どっからその泣き声の声量でるの?
としょっちゅう思います
そのくらい赤ちゃん本人には必死ということ
相当のエネルギーを使います
しかし、母親によっては
この赤ちゃんからの意思表示を十分に受け取る前に
勝手に先回りして(察して)やってあげてしまう
これは赤ちゃんにとって
非常に居心地がいい
こうして育った赤ちゃんが
言葉を覚えると
ふつうは言葉で自分の意思を伝えようとするのに
あの言葉を使わなくてもやってもらえた
居心地の良さが忘れられず
言葉で伝えられなくなる
「察して」症候群になる
結論、
察してあげることが日常化すると
相手は退行する(極端になると暴力など)
2人のこどもがいて
どこかで迷子になったとします
言語で伝えられる子は、
「迷子になってしまった」と周りの人に伝えられるが
「察して」症候群の子は
うまく伝えられず、ただただ泣いているだけ
いちばん苦労するのは本人
まさにかつての僕です
前の奥さんに対して
(全部飲み込んで言うこと聞いてあげてる俺偉くない?
わかるだろ たまにはこっちの意見聞くとかしろよ)
というコミュニケーションをとっていましたが
もちろん
相手はまったくそんな意は汲んでくれることもなく
何も言わない自分にどんどん狂暴化していきました
もし自分を「察して症候群」かもって思う方がいたら
今すぐやめましょう
自分を大切にすることと相手を大切にすることは同じ
パートナ同士がお互い自立した関係でいることが
幸せになる第一歩、
日々努力していきます
そのパートナーと始めたFBグループ
《パートナーシップ研究室》
すでに130名以上の方がご参加!ありがとうございますhttps://www.facebook.com/groups/3477010612374884